must と may
		文字
		解説
			英語の助動詞であるmustとmayはともに、ひとつの単語で「〜しなければならない」や「〜してもよい」を表し、日本語より便利な表現であると思う。 本作品の「must」については「行」の間に「必」を挟むことで表し、「may」については「行」の中に「可」を溶け込ませることで表した。 このような漢字もないことから、崩し方は従来のものとは異なり、「must」については、「行」と「必」の位置関係も逆になり、 「may」についても、「可」を中心に「行」を重ねる崩し方とした。どちらも、従来の「偏」と「旁」という構造を無視し、重ね合わせ（レイヤー）の手法を用いた。 「must」の線はその意味のとおり硬く鋭く終筆まで緊張感を保ち、対照的に「may」の線はゆったりと柔らかく広がりをもって書くことにより、 文字の意味とイメージ・線質を合わせた。

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